Blogスタッフ日記

タイルとはなんぞや?

2021.08.05

昭和レトロなイメージも今は昔の話。インターネットの普及により、世界中のインテリアを検索できる時代、日本でもタイルの「すてき」を、たくさんの方が認知してきています。

お洒落でどんな場所にも重宝し、DIYにも人気の建築資材、タイル。

今回は、「そもそもタイルってなんぞや?」について、まとめていきたいと思います。

名前の由来

タイルの由来はラテン語の「テグラ(tegula)」
もともとはラテン語の「テグラ(tegula)」が、現在の「タイル(tile)」の語源であるとされています。こと日本では、wikipedia(出典:『つくる陶磁器』編集部 編『すべてがわかる!:やきもの技法辞典』、双葉社、2008年、p.43))によると「敷瓦、陶板、貼付け化粧瓦など様々な呼称があったが、大正11年に「タイル」に統一された」とされています。ちなみに大正11年は国民的漫画「サザエさん」の主人公・フグ田サザエさんが生まれた年です!(大正11年(1922)11月22日生まれ)

タイルの役割

タイルは建物の壁床を覆うための建築資材で、保護や装飾がその大きな役割です。 近年では、DIY素材やファニチャーのデコレーションにも取り入れられ、「アート」としての人気も高まっています。

タイルの魅力

タイルの魅力「意匠性と機能性」
タイルには大きく分けて二つの性能があります。一つは意匠性、一つは機能性です。

見た目に美しいタイルは表現の幅が広く、どんなインテリアに対しても採用が可能です。調和も主張もできうるこの資材は、木、石、岩、土、布など、様々な意匠を「模倣」するというカメレオン的な特性を持ち合わせているといえます。

なおかつ、それらの意匠をほぼ永久に保つことができるというのもタイルならでは!腐る、色あせるといった物質が朽ちていく類の現象が発生しないため、実は結果的に無駄なコストがかからないお得な建築資材と言えるのです。

文化とタイル

日本に初めてタイルがやってきたのは、6世紀ごろ。仏教の伝来に伴って造営された寺院建築の際、土間に使われた「磚(せん)」といわれる陶板状の資材がはじまりと言われています。

そんな起源も相まって、タイルの床というと「靴ばき」のイメージが強いのではないでしょうか?しかし、先ほど紹介した「二つの性能」を踏まえれば、掃除やメンテナンスも楽チンで、床暖房や断熱といった生活機能にも富んでいるタイルは、土足文化でない日本であっても、本当はもっともっと取り入れられて良い建築資材なのです。

タイルマーケットにできること

タイルは本来、豊かで、自由で、繊細さを持った唯一無二のマテリアルです。とはいえ、まだまだ日本ではその魅力を伝え切れていないのがこの素材の現状といえるでしょう。
私たちはその理由として、タイルには所謂 ”5W1H” がとてもたくさん存在しているのではないかと考えています。

「When:いつ」いつやるの?どのくらいかかるの?(期間・時期)

「Where:どこで」どこで買えるの?どこに使えるの?

「Who:だれが」だれが貼るの?自分でできるの?

「What:何を」何ができるの?そもそも何なの?

「Why:なぜ」なぜやるの?なぜやったほうがいいの?

「How:どのように(どのくらい)」どのように使うの?(どのくらい)かかかるの?(値段)

これらのあらゆる「?」について思う時、私たちタイルマーケットが解決の糸口にならねば!と思いたち、今回このコラムをスタートいたしました。
当ショップの母体であるボウクス株式会社は、神奈川県でタイル問屋を営み60有余年。今日まで継承し続けた経験と知識をフルに生かして、タイルがさらに好きになる!そんなコンテンツをお届けしていきたいと思っています。

「タイルを、もっと自由に。もっと身近に。」をコンセプトに。

ボウクス・タイルマーケット、こだわりのライフスタイルのヒントがみつかる、【オンライン・タイル市場】です。

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