こんにちは!
実は弊社BOWCSでは、タイルなどの建築資材の販売だけでなく、欧米型住宅地開発プロジェクトを行なっていることもあり、
「輸入住宅みたいにタイルを沢山使ったお家にしたいけど、どんなタイルを選んだらいいですか?」
「SNSで見るような海外のキッチンみたいにしたいけど、予算にあったおすすめのキッチンタイルはありませんか?」
「海外風タイルコーディネート」についての提案希望に関するお問い合わせが、多数寄せられます。
今回はそんな方々の参考になればと思い、アメリカのお家を語るには欠かせない大理石調タイルにフォーカスしていきます。
2010年以降、欧米では大理石種のひとつである「ビアンコカララ」を模したタイルが人気を博しており、そのトレンドは未だに健在です。
環境問題の観点からも天然の大理石ではなく「大理石デザインのタイル」を使う意義は、世界的に一層強くなっています。
このようなことを踏まえ、本記事では本場アメリカの大理石調タイル事例と、ボウクス・タイルマーケットに掲載中のおすすめタイルについてご紹介していきます。
大理石の歴史
歴史的に価値が高く憧れとされてきた大理石
まず最初に、天然石の最高峰、大理石の歴史について簡単に触れていきたいと思います。
大理石は、その美しい外観、耐久性、そして加工のしやすさから、さまざまな時代や文化で建築物の構造や装飾に使用されてきました。
遡ること、古代ギリシャとローマになりますが、古代ギリシャでは、パルテノン神殿などの建築物に大理石が使用され、
ローマではコロッセウムやローマのフォーラムなどの建築物にも用いられました。
その後、イタリアのルネサンス期にはサン・ピエトロ大聖堂やサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂などの教会が大理石で装飾されるなど、彫刻家や建築家によって大理石が多くの芸術作品に用いられていたことも有名です。
大理石の枯渇とオルタナティブな建材、タイルの登場
現代の建築でも大理石は使用されており、特に高級住宅や商業施設などでしばしば見られます。
しかし、近年では大理石の枯渇と環境破壊への影響が懸念されています。
こうした状況から、大理石の代替(オルタナティブ)として大理石調のタイルが注目を集めています。
本物の天然石を超越する大理石調のタイル
天然石である大理石は吸水率が高く、水回りには適さないことがあります。
一方で、大理石調タイルはその心配がなく、吸水率が低く防水性に優れているため、床や壁、キッチン、バスルームなどさまざまな場所で幅広く使用することができます。
加えて、タイルは耐久性があり、メンテナンスが比較的容易で、長期間にわたって美しい外観を維持できるのがメリットです。
このように大理石調のタイルは、本物の大理石を上回る機能性と美しさを両立させることができるサスティブルなオルタナティブ建材として近年建築業界での需要が高まっています。
タイル文化が浸透しているアメリカ
アメリカは、その建築文化において日本以上にタイル文化が浸透している国と言えます。レストランやホテルはもちろん、一般の住宅においても、床から壁、キッチン、バスルームなど非常に多岐にわたる場所でタイルが広く用いられ、その美しさと実用性をアメリカの人々は高く評価していることがよくわかります。
その中でも特に大理石調タイルは、本物の大理石と比べても、その美しさを損なうことなく、実用的な面でも優れていて、アメリカの住宅においては不可欠な要素となっています。
環境への配慮からも天然資源である大理石を枯渇させない一環として、大理石調タイルはサスティブルな建築資材として重要な役割を果たしています。
アメリカ本場の大理石調タイル
では実際にアメリカではどのように大理石調タイルを取り入れているでしょうか?
事例は弊社の社員がアメリカの住宅視察へ行った際に撮った写真です!どれも大理石調タイルを使うことで洗練された空間になっています。これらのお写真が理想のお家づくりの参考になれば幸いです。
【キッチン】大判の大理石タイル
大判タイルを使い目地を少なくしてタイルを感じさせず、一枚の天然石をダイナミックに表現。
クォーツストーンのカウンターがキッチン全体の統一感を出すポイントです。
※クォーツストーンとは90%以上の天然石英と10%程度の樹脂で固めた人造石。吸水率が非常に低いため、キッチンカウンターなどでよく用いられる。
【バスルーム】ヘキサゴンモザイク
高級感の中にも可愛らしさを表現しています。
実は欧米では、吸水率が高い大理石そのものを水回りに使用することがありますが、これは材料の性質を理解した上であえて取り入れるのが欧米スタイルです。
一方で、日本では、本物の大理石を水回りで使うことはあまり良しとされていませんが、タイルに代替えすることで、本石を使わずともラグジュアリーな空間に演出できます。
【トイレ】アーティスティックなシェブロン張り
ビアンコ系の天然石からカットした幾何学模様。上品な色合いで清潔感を感じると同時にユニークな印象を受けます。
【ホームバーカウンター】腰壁にヘキサゴン
清潔感のあるヘキサゴンとクォーツストーンのホームバーカウンター。
ライトやイスがメタリックで異素材の組み合わせがオシャレです。天然石と見分けがつかないくらい精巧にできています。
【ダイニング】トラバーチンタイル
トラバーチン=大理石の一種、無機質石灰岩を表現したタイル。温もりを感じる、クラシカルモダンで上質なデザインです。
ボウクス・タイルマーケットにて豊富な大理石調タイルを掲載中!
ボウクス・タイルマーケットでは大理石調タイルの取り扱いをしております。
その中からおすすめのシリーズをご紹介させていただきます。
ミスティックSant’Agostino
Sant’Agostino(サンタゴスティーノ)はイタリアでは有名なタイルメーカー。
ミスティックは古代ギリシャまで遡る古典主義の美学にインスピレーションを受けたタイルです。建築において、あらゆる時代の幸せな瞬間に存在した普遍的な美しさが再現されており、ラグジュアリーな空間に仕上がります。
ラグジー・MMコレクションBOWCS
こちらは大理石で出来ているタイル、ラグジー・MMコレクションから「MARU」をピックアップ!
その他に花柄3種、三角モザイクがあります。優雅な空間に仕上げたい方におすすめです。
リトス 名古屋モザイク
古代ギリシャ語で “石” を意味する「リトス」。美しい大理石模様を、いまだ人気が衰えない六角形の形状で表現しています。古典的な彫刻美術の世界を彷彿とさせる柔らかなマット仕上げの風合いは、床・壁どちらにも映える、時代を超越したエレガントなコレクションです。
その他<大人気!名古屋モザイク工業の大理石調タイル>
マルミマキマム
マルミアプアーニ
トラベルチーノグランデ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は大理石についてと、アメリカン住宅に欠かせない大理石調タイルの事例をご紹介させていただきました。
タイル選びのご参考になれば幸いです。
ボウクス・タイルマーケットでは、類似品のお探しやこだわりのタイル工事についてもご相談可能です。
お気軽にお問合せフォームからご連絡ください。