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タイル初心者がまず知るべき10の疑問|購入前に解決!

公開日: 2025.02.07 | 最終更新日: 2025.03.13

「タイルを使ったDIYやリフォームに挑戦したいけれど、どのタイルを選べばいいかわからない」「施工方法が難しそう…」このようなお悩みを抱えていませんか?この記事では、タイル初心者がよく持つ疑問をQ&A形式で解決します。これを読めば、自信を持ってタイル選びや施工ができるようになります。

Q1. タイルにはどんな種類がありますか?またどんなものを選べばいいですか?

用途
タイルは使用するエリアによって生じる特性や懸念などを考慮して選ぶ必要があります。
タイルカタログをみると、商品ごとにこのようなアイコンが掲載されていることが多いのですが、まずはこのアイコンを参考に「タイルの種類」を考えると良いでしょう。
屋内と屋外ではまず圧倒的に「天候の影響」に差分があります。雨風や紫外線などによるダメージを受けにくいタイルは「屋外壁」「屋外床」のアイコンがついています。
またひと口に床といっても、素足なのか土足なのか、濡れるのか濡れないのか、住居なのか店舗なのか、といった細かい要素が混在しています。それぞれの状況に応じたタイルの選定は、デザインだけでなく、安全性や耐久性を高めることにも繋がるため、必ずこのアイコンをチェックするようにしましょう!

Q2. タイルと壁紙の違いは何ですか?

タイルと壁紙の違い

 

 

タイルと壁紙の違い

項目 タイル 壁紙
素材 陶器、磁器、天然石、ガラスなど 紙、ビニール(塩化ビニル)、織物(布クロス)、ガラス繊維など
耐久性 非常に高い(傷や摩耗に強いが、強い衝撃で割れることがある) 一般的に低い(破れやすい)が、強化壁紙は耐久性が高い
耐水性 高い(浴室やキッチンでも使用可能) 低いが、防水壁紙(撥水・耐水加工)はある
耐火性 高い(不燃材料のため、キッチンや暖炉周りに適している) 低いが、不燃壁紙(ガラス繊維壁紙など)は耐火性がある
メンテナンス性 汚れに強く、水拭き・洗剤で清掃可能(目地の汚れには注意が必要) 一般的に汚れが落ちにくいが、防汚・抗菌壁紙もある
施工の手間 比較的手間がかかる(接着・目地作業が必要で、専門技術が推奨される) 簡単(糊やシールで貼るだけ。DIY向き)
リフォームのしやすさ 交換が難しい(剥がすのに手間がかかる) 張り替えや重ね貼りが簡単
デザイン性 立体感・質感があり、高級感を演出できる 多様なデザインがあり、気軽に模様替えできる
コスト 高め(材料費・施工費がかかる) 安価(DIYで施工しやすく、張り替え費用も抑えられる)
おすすめの使用場所 キッチン、浴室、玄関、屋外、床、暖炉周りなど リビング、寝室、子供部屋、オフィスなど

 

タイルと壁紙は、見た目だけでなく性能や用途も異なります。タイルは、耐久性、防水性、耐熱性に優れています。そのため、キッチンの壁やバスルーム、玄関など水や汚れが気になる場所に最適です。また、デザインのバリエーションが豊富で、空間をスタイリッシュに演出できます。
一方で、壁紙は軽量で手軽に貼り替えが可能です。模様替えやコストを抑えたい場合に適していますが、湿気に弱く耐久性が低いため、長期間使用する場所には向きません。特に水回りにはタイルがおすすめです。

Q3. 壁紙の上からタイルを張ることはできますか?

下地

適切な下地処理

結論から言うと、壁紙の上からタイルを張ることは基本的に推奨されていません。壁紙の表面はタイルの接着剤がしっかりと付かないため、タイルが剥がれるリスクが高くなります。また、壁紙の下地が弱い場合、施工後に歪みが発生することもあります。
正しい方法としては、まず壁紙を剥がし、下地を平らに整えることが必要です。特に、コンクリートや石膏ボードなどの素材は、タイルとの相性が良いです。下地処理を適切に行うことで、タイルの耐久性や仕上がりが格段に向上します。

おすすめの壁タイル

Q4. フローリングの上にタイルを張ることは可能ですか?

フローリングの上からタイル

フローリングの上にタイルを直接張ることは可能ですが、いくつか注意点があります。フローリングの表面が滑らかで硬い場合、タイルの接着剤がうまく付かないことがあります。そのため、下地をしっかりと整える必要があります。
まず、フローリング表面を清掃して油分や汚れを取り除き、必要に応じて下地材を使用してください。また、床材が動きやすい場合は、タイルが割れる可能性があるため、適切な固定を行うことが重要です。専門的なアドバイスを受けると安心です。

おすすめの床タイル

Q5. 表紙張り・裏ネット張りとは何ですか?

「表紙張り」や「裏ネット張り」

「表紙張り」や「裏ネット張り」

表紙張りとは、タイルの表面に薄い紙を貼り付けた状態で販売されるタイルの形態を指します。この紙はタイルの正面に貼られているため、施工時に裏面が見やすく、接着剤を均一に塗布するのに便利です。
裏ネット張りとは、タイルの裏面にネットを張り、そのネットごと施工するタイルのシート状加工の1つです。初心者でも作業しやすいのが特徴です。

表紙貼りの施工例を動画で確認しよう

表紙貼りのタイルを使用する場合、施工後に紙を水で濡らしながら慎重に剥がします。紙を剥がすことでタイルの美しい仕上がりを確認できます。初心者でも扱いやすい方法ですが、適切な施工手順を守ることが重要です。
以下は、表紙貼りタイルの施工例を紹介したInstagram動画です。

Q6. タイルの掃除はどのように行えば良いですか?


タイルの掃除は、日常的なメンテナンスと定期的なケアの両方を心がけることが重要です。日常的には、たとえば中性洗剤を使い、柔らかいスポンジや布で汚れを拭き取るだけで十分です。頑固な汚れには、専用のタイルクリーナーを使用すると効果的です。
目地部分が黒ずんできた場合は、重曹と酢を使った簡単な清掃方法があります。タイル自体が滑らかで防水性が高いので、適切な掃除を行えば長く美しさを保つことができます。

Q7. DIYでタイルを張る際の失敗を防ぐコツは?

タイルを張る
DIYでタイルを張る際の失敗を防ぐには、以下のポイントを押さえることが大切です。
まず、施工前に使用するタイルの種類やサイズ、必要な工具を確認し、計画を立てます。次に、下地を平らに整え、接着剤を均一に塗布することが重要です。
また、目地材を選ぶ際には、防水性や色味にも注意しましょう。初心者の場合は、小さめのスペースから始めると、施工に慣れる練習になります。必要ならば専門家に相談すると安心です。

Q8. タイルの目地材はどのように選べば良いですか?

目地

タイルの目地材は、タイルの種類や設置場所に応じて選ぶことが大切です。例えば、風呂場などの水回りで使用する場合は、耐水性の高い目地材を選ぶことが重要です。また、タイルの色や仕上がりを考慮して、目地の色も合わせると、美しい仕上がりになります。目地材の種類には、セメント系、エポキシ系、シリコン系などがあり、それぞれ特徴があります。初心者の場合は、扱いやすいセメント系を選ぶと良いでしょう。

目地材選びが難しいと感じたら、目地の基本を学べるコラムもありますので、ぜひご覧ください。DIY初心者向けに、目地の選び方や使い方をわかりやすく解説しています。

タイルの目地の基本を学ぶ:DIY初心者のための完全ガイド

Q9. 取り外した古いタイルはリフォーム時にも再利用できますか?

DIY
一般的に、タイルの再利用は可能ですが、いくつかの条件があります。タイルが割れずに取り外せる場合や、接着剤が残らずに綺麗に剥がせる場合に限ります。
ただし、過度に古いタイルは劣化していることもあるため、新しい場所で使用する際には注意が必要です。また、再利用を考える場合は、慎重に取り外し作業を行うことが重要です。再利用可能なタイルは、DIYプロジェクトなどで活用できます。

Q10. タイルの表面が滑りやすい場合、どのように対策すれば良いですか?

滑りやすいタイル
滑りやすいタイルの場合、表面に滑り止めコーティングを施すことで対策できます。特に屋外や水回りのエリアでは滑りにくいタイルを選ぶことが重要です。また、ラグやマットを敷くことも簡単な対策です。安全性を確保するためには、タイルの用途や設置場所に適した素材を選びましょう。

タイル選びや施工には、いくつかの基本的なポイントを押さえるだけで初心者でも安心して始められます。それでも「この部分がわからない」「自分のケースではどうするべき?」というお悩みがある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
当店では、タイル選びのアドバイスや施工に関するサポートも行っています。

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