こんにちは!ボウクス・タイルマーケットの沖村です🌸
来る4月12日は「タイルの日」。みなさんご存じでしたか?(残念ながら祝日ではありません🤭)
1922年4月12日、東京市で開催された全国タイル業者大会において、それまで統一されていなかった「化粧煉瓦」「貼付煉瓦」などの名称を「タイル」に統一する決議がなされました。
この決定により、需要者・業者双方の利便性が高まり、昭和期に入ると「タイル」という呼称が広く定着していきます。
そして2022年、名称統一から100周年を迎えたことを記念し、全国タイル工業組合が4月12日を「タイルの日」として日本記念日協会に登録しました。
タイルの歴史そのものはさらに古くさかのぼりますが、「タイル」という呼び名が100年以上受け継がれていると考えると、業界に携わる私たちにとっても感慨深いものがあります🌱
そこで今回は、タイルにまつわる“ちょっとおもしろい話”を集めました。建築資材という枠を超え、タイルの底力や意外な活躍の場をご紹介します。
スペースシャトルを守った「耐熱タイル」
スペースシャトルの機体表面には、「耐熱タイル」と呼ばれる特殊なタイルが使用されていました。
大気圏再突入時には約1,650 ℃にも達する超高温にさらされます。その熱から機体を守るために開発されたのが、高い断熱性を持つ軽量タイルです。
特に有名なのが「シリカタイル」。非常に軽量で、バーナーで炙った直後でも反対側を素手で持てるほど優れた断熱性能を備えています。
スペースシャトル計画は2011年に終了したため、このシリカタイルは現在の宇宙船には採用されていません。ただし、耐熱技術そのものは進化を続けています。
例えば、NASAのアルテミス計画で使用されている「オリオン宇宙船」には、「AVCOAT」という新しい耐熱シールドが採用されています。これはアポロ宇宙船時代の技術を改良したもので、再突入時に表面が削れながら熱を逃がす仕組みです。
形は変わっても、“タイルの技術”は今なお宇宙開発を支え続けています。
ローマ時代のモザイクタイルは「広告」だった?
古代ローマでは、公共浴場や邸宅の床にモザイクタイルが広く用いられていました。
実はこれ、単なる装飾ではなかったとも言われています。商人が自分の店の場所を示したり、商品をアピールしたりするモザイクが床に施されていた例もあり、現代でいう「看板広告」の役割を担っていた可能性があるのです。
タイルは、古代から“情報を伝えるメディア”でもあったのかもしれません。
世界最大のモザイクタイルはギネス記録に認定
2023年12月7日、アラブ首長国連邦(UAE)のハッタで、世界最大の大理石タイルモザイク画像がギネス世界記録に認定されました。
この作品は、UAE建国の父の肖像を描いたもので、総面積は2,198.70 ㎡。約5,000枚以上の大理石タイルを使用し、精緻な技術で制作されています。
壮大なスケールで描かれたこのモザイクは、UAEの歴史と文化を象徴するアートとして、観光名所にもなっています。
お風呂のタイルがピンク色になるのはカビではない?
浴室のタイル目地がピンク色になっているのを見たことはありませんか?
「カビかもしれない」と思われがちですが、実はこれはロドトルラという酵母の一種です。カビとは異なり、根を張る性質はありません。そのため、発生初期であれば拭き取るだけで比較的簡単に落とせます。
ロドトルラは湿気を好むため、水分が残りやすい浴室は格好の環境です。放置すると広がりやすいので、使用後は水分をしっかり拭き取り、十分に換気して乾燥させることが予防のポイントです。
タイルのお手入れコラムはこちら▼▼▼
- 【タイルのお手入れ方法】<トイレ>壁・床 ~デイリーケア&落ちにくい汚れ~
- 【タイルのお手入れ方法】<浴室>壁・床 ~デイリーケア&落ちにくい汚れ~
- 【タイルのお手入れ方法】<洗面所>壁・床 ~デイリーケア&落ちにくい汚れ~
[まとめ]タイルの魅力は無限大
タイルの日にちなんで、タイルの意外な活躍やトリビアをご紹介しました。
宇宙開発から古代ローマ、巨大アート作品、そして私たちの身近な暮らしまで――。タイルは時代や場所を超えて、さまざまな場面で活躍しています。
4月12日は、そんなタイルの奥深さや可能性に思いを巡らせる一日にしてみてはいかがでしょうか✨
ボウクス・タイルマーケットでは、これからもタイルの魅力や楽しさをお届けしていきます。タイルに関する疑問やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください😊

