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[保存版]サブウェイタイルとは?貼り方・選び方を徹底解説|DIYにも!

公開日: 2025.06.20 | 最終更新日: 2025.07.03

はじめに

サブウェイタイル
キッチンや洗面所などをおしゃれに仕上げたいと思ったことはありませんか?
そんなときにおすすめしたいのが、サブウェイタイルです。

海外のインテリアやカフェで見かけるあの長方形のタイルは、実はデザイン性だけでなく、実用性や施工性にも優れた万能タイルなのです。
この記事では、サブウェイタイルの由来や特徴から、貼り方・選び方のコツ、DIYの基本まで、初めての方にも分かりやすく解説します。

この記事でわかること

・サブウェイタイルの由来・特徴
・サイズや素材などの仕様とそのメリット
・適切な貼り方・目地の選び方
・メンテナンス方法と長持ちさせるポイント
・プロが厳選するおすすめタイル例

サブウェイタイルとは?

地下鉄発祥の長方形タイル

地下鉄の写真

「サブウェイ(subway)」とは、英語で地下鉄のこと。サブウェイタイルというネーミングは、1904年のニューヨーク地下鉄開通時、駅構内の壁面に初めて採用されたタイルに由来します。

当時の目的は、暗い地下空間を明るく清潔に見せることでした。白い釉薬タイルが整然と並び、衛生的な印象を与える効果を期待されたのです。

特徴と仕様

おしゃれなキッチン

サブウェイタイルは、クラシックな印象と実用性を兼ね備えたタイルで、長方形の形状とシンプルな意匠が特徴です。インテリアにおいては「清潔感」や「海外風のおしゃれな雰囲気」を演出する素材として定番化しています。

一般的には75×150mm(3×6インチ)の長方形サイズが主流で、壁面にリズムを生み出す「馬目地(レンガ張り)」との相性が非常に良い形状です。また、空間をすっきり見せたい場合には、100×200mmの大判タイプを選ぶことで目地が減り、現代的でミニマルな印象に仕上がります。

素材には主に陶器質タイル(施釉)が用いられ、表面仕上げは「光沢タイプ(ツヤあり)」と「マットタイプ(ツヤなし)」が選べます。光沢仕上げは光を反射して空間を明るく見せ、マット仕上げは落ち着いた質感で高級感を演出します。

タイルの縁の処理にもバリエーションがあります。角が立った直線的なタイプはシャープな印象を与えます。一方で、縁がやや丸みを帯びたタイプや、表面に傾斜をつけたデザインのものは、光の陰影によって立体感が生まれ、クラシックで柔らかな雰囲気を演出します。

このような仕様の柔軟性により、サブウェイタイルはキッチン、洗面所、トイレ、玄関、店舗など、空間を選ばず多用途に活用できる万能な内装材として高い評価を得ています。

項目 内容
サイズ 一般的に 75×150mm(3×6インチ)。100×200mmなどの大判もあり
素材 陶器質タイル。釉薬仕上げ(光沢・マット)
形状 角型/面取りなど、光の陰影で立体感を演出
貼り方 馬目地・芋目地・ヘリンボーンなど多数
用途 キッチン・洗面・トイレ・店舗などの内装壁

サブウェイタイルが人気の理由

1. インテリア性が高い

サブウェイタイル

どんな空間にもなじみやすい、シンプルな長方形デザイン。
白やグレー、くすみカラーなどの洗練された色合いに加え、光沢・マット・色むらなどの仕上げ違いも豊富にそろっています。

シンプルでありながら、目地との組み合わせで「レトロ」「モダン」「ナチュラル」「インダストリアル」など、さまざまなテイストに変化させることができるのも魅力です。

2. コストパフォーマンスと汎用性

タイルのお掃除

サブウェイタイルは、1枚あたり数百円~数千円程度と、一般的な内装タイルの中でも比較的リーズナブルな価格帯の製品が多いです。
大量に必要なキッチーんや洗面所の壁などでも、予算を抑えつつおしゃれな空間を実現できるため、リフォーム/DIY層に人気です。

1枚あたりの価格が抑えられることで、広い面積を使った大規模リフォームにも導入しやすくなります。
さらに、質感や色味のバリエーションが豊かなため、キッチンの腰壁にアクセントとして貼るだけでなく、トイレの床際にぐるりとタイルを回したり、玄関ホールの目立つ壁面にタイルを貼って“見せ場”をつくるといった使い方ができます。


施工後の雰囲気を大きく変えにくい汎用的デザインだからこそ、リセールバリューを意識するリフォームでも選ばれる傾向があります。

3. 貼り方次第で空間演出が自在

サブウェイタイルは、貼り方を工夫することで空間の印象を大きく変えることができる内装材です。定番の馬目地だけでなく、縦貼りやヘリンボーンなど、バリエーション豊かなレイアウトが楽しめます。
目地の種類
ただし、貼り方によって施工の難易度も異なります。たとえばヘリンボーンはタイルのカットが必要になるため、DIY初心者にはややハードルが高い場合があります。馬目地や芋目地は比較的貼りやすいですが、特に馬目地では目地のラインがずれると仕上がりに影響するため、水平器での確認が重要です。

貼り方 特徴と効果
馬目地(レンガ張り) 最も基本的な貼り方。横方向のリズムが生まれ、クラシックで落ち着いた雰囲気に
芋目地(グリッド張り) タイルをまっすぐ揃えて貼るモダンスタイル。シンプルで都会的な印象を与える
ヘリンボーン 斜めに組み合わせて貼ることで、視覚的に動きのある印象に。アクセントウォールに最適
縦張り・縦馬目地 天井方向への伸びを強調し、空間に高さとすっきり感を演出。狭小空間や洗面所におすすめ

このように、サブウェイタイルは「貼り方」というデザイン要素を活用して、空間に多様な個性や奥行きを与えることができます。

サブウェイタイルの選び方

色で選ぶ

  • ホワイト系: 清潔感・明るさ・広がりを演出
  • グレー/チャコール系: 落ち着きと高級感
  • ネイビー/グリーン系: 個性を出せるアクセントカラー
  • くすみカラー: 北欧・韓国風のやさしい雰囲気に

色で選ぶ

目地の色が与える印象の違い

  • 白目地: 一体感・清潔感・空間が広く見える
  • 黒目地: コントラストが強く、タイルが際立つ。レトロ・カフェ風に
  • グレージュ系: 中間色でなじみやすく柔らかい印象
  • タイルと同系色の目地: 壁面全体がなじみ、素材感を際立たせる
  • メタル系(ラメ系)目地:目地自体がアクセントになりデザイン性を上げる

目地の種類

目地について詳しく知りたい方はこちらから

サイズ・形状で選ぶ

サイズ 印象・用途
75×150mm 最も標準的。クラシックで使いやすい
100×200mm 目地が少なく、すっきりとした印象
その他 個性的な表現。空間に合わせて調整

施工とメンテナンスのポイント

DIY施工の基本ステップ

サブウェイタイルはサイズが小さく扱いやすいため、DIYにも向いています。以下は初心者でも実践しやすい基本手順です。

貼り方

  1. 下地の確認(平滑で乾燥していること)
    タイルは凹凸のない面に貼ることで美しく仕上がります。石膏ボード、合板、モルタル面などが一般的な下地ですが、油分・ほこり・湿気を除去し、完全に乾いた状態で作業を始めましょう。水まわりでは防水処理された下地材(ケイカル板や防水ボード)を使うと安心です。
  2. 接着剤でタイルを貼る(スペーサーで調整)
    タイル用接着剤(接着モルタルや弾性接着剤)をコテで均一に塗り、くし目を立ててからタイルを貼ります。目地の幅をそろえるため、十字型のプラスチックスペーサーを使うと便利です。途中で水平器を使ってずれを防ぎましょう。
  3. 目地材を詰める(スポンジで拭き取り)
    接着剤が乾燥したら、目地材(タイル目地専用のパテ)をゴムベラやコテで押し込むように詰めます。全体に行き渡らせたら、軽く乾いたタイミングで濡れスポンジでタイル表面の余分な目地材を拭き取りましょう。スポンジは何度か水洗いしながら使うときれいに仕上がります。
  4. 仕上がりのチェック・乾燥・清掃
    目地材が完全に乾燥した後、全体を確認してズレや浮きがないかをチェックします。最後にタイル表面を乾拭きして、曇りや残り汚れを除去すれば完成です。24時間以上は水や衝撃を避けて乾かすようにしましょう。

詳しくは[DIYでタイルを張るコツ|壁編]初心者でも簡単にできるHOW TOガイドをご覧ください。

他のタイルとの違い(まとめ)

項目 サブウェイタイル 大判タイルなど
サイズ感 小ぶりで軽量 大きくて重い
施工性 DIYでも可能 プロ施工が安全
デザイン 目地の活用で変化を付けやすい 面の統一感を重視
メンテナンス 目地が多く、こまめな清掃が必要 目地が少なく、やや楽

【プロが厳選】おすすめサブウェイタイル4選

1. マシア-名古屋モザイク工業

名古屋モザイク工業のマシアEK-F3040キッチン施工事例

名古屋モザイク工業 マシア EK-F3040

白く清潔な空間に、落ち着いたくすみカラーがやさしく映えるマシアシリーズ。EK-F3040は、ナチュラルなキッチンや北欧テイストのインテリアにぴったりのタイルです。

  • サイズ:約150×75×9mm/約300×75×9mm
  • 仕上げ:光沢
  • おすすめ空間:キッチン、洗面所、ナチュラル系住宅

2. ボルサーリ-名古屋モザイク工業

名古屋モザイク工業のボルサーリMZU-F7750の施工事例

名古屋モザイク工業 ボルサーリ MZU-F7750

深みのあるネイビーが印象的なボルサーリ MZU-F7750。マットな釉薬と微妙な色幅が、空間に落ち着きと高級感を与えます。リビングや店舗の壁に使えば、主役級の存在感を発揮します。

  • サイズ:200×100×7.5mm
  • 仕上げ:マット
  • おすすめ空間:リビング、書斎、店舗の壁、アクセントウォール

3. ジョイフル-ダントータイル

ダントータイルのジョイフルJOY-111 200×100の施工事例

ダントータイル ジョイフル JOY-111 200×100

深みのあるグリーンと釉薬の色むらが美しいジョイフルシリーズ。JOY-111は、クラフト感のある表面と微妙な艶が特徴で、クリエイティブな空間演出にぴったりです。

  • サイズ:199.5×98.5×9mm
  • 仕上げ:半光沢・色むらあり
  • おすすめ:書斎、アトリエ、カフェ、ワークスペースのアクセントウォール

4. ロス・ルナス-ボウクス株式会社

ロス・ルナス TB-LL-1B|白釉薬サブウェイタイル 施工例

ボウクス株式会社 ロスルナス TB-LL-1B

白地に釉薬のムラがやさしく現れるロス・ルナス TB-LL-1Bは、ナチュラルで柔らかい空間づくりに最適なサブウェイタイルです。光の当たり方によって濃淡が変化し、単調にならず深みのある表情を生み出します。

  • サイズ:300×100×7mm
  • 仕上げ:艶あり
  • おすすめ:洗面所、トイレ、エントランス、ナチュラルインテリア全般

まとめ|まずは、サンプルで「雰囲気」と「色味」を体感してください

サンプルの確認
サブウェイタイルは、空間に清潔感と美しさをもたらす、デザイン性と実用性を兼ね備えたタイルです。

  • 貼り方や目地によって印象が自在に変わる
  • DIYでも施工可能で、取り入れやすい
  • どんな空間にも合わせやすいシンプルな形状

「実際に貼ったときの印象を確かめたい」「色味を直接見たい」方は、ぜひサンプルをご利用ください。

あなたの空間にぴったりのタイル選びを、ボウクスがお手伝いします。

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