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靴を脱ぐ

靴を脱ぐ?脱がない?ライフスタイルの違いからタイルを考える。

日本独特のライフスタイルとして、「屋内に入る時に靴を脱ぐ」というものがあります。住宅はもちろん、学校や職場でも上履きを使っている所も多いですよね。
これは日本のみならず、アジア各国で見られる慣習です。中国の大部分、ベトナム、タイ、中東でも一部を除いては外靴を脱ぐそうです。

アジア

一方欧米はどうでしょう。
一般的にアメリカやヨーロッパの大部分では、室内でも靴のまま過ごします。日本人からすると靴のまま家に上がって汚れそうなんて思うところですが、例えばアメリカでは1階などのパブリックスペースはタイル張り、2階の寝室などプライベートスペースでは絨毯が基本スペックだとか。ホームパーティーなど人を招くことが多い場所も、タイル張りなら水拭きもできるので、汚れに関しては実はそこまでシビアな問題ではないのですね。

ホームパーティ
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ではなぜそもそも靴を脱ぐ・脱がないという文化の差があるのか。それは、「目線の高さ」「礼儀」に関係していると言われています。
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日本では古くから畳の上に布団を敷いて眠り、地べたに座って食事をする習慣がありました。生活の目線が低いところにあるのです。日本人にとっては「床=肌が触れても問題がないもの」として、生活が紡がれてきている背景がそこに伺えます。また、人様の家に入ることを「上がる」と表現するように、日本の住宅は湿気対策のために“縁の下”が存在し、一段高くなっていることが一般的でした。この「上がる」という行為が、「大切な場所に入る」「土足で入ることは失礼である」という、独自の礼節を形成したのです。

和室

一方アメリカでは食事はテーブルと椅子、睡眠はベッドと、生活の目線が高いところにあります。のんびりするのもソファであったり、地べたに座ったり寝転んだりすることは稀です。それに加え、「他人に素足を見せるのははしたない」という価値観があり、礼儀として靴を脱がないという側面もあります。

マルミ マキシマム

名古屋モザイク工業「マルミマキシマム」

現代の日本の暮らしは、おおよそが欧米のそれと大差がなくなりました。テーブルと椅子、ベッドは、畳や布団を遥かに凌いでいるでしょう。室内の床タイルがまだまだポピュラーではない日本ですが、それも今だけかもしれません。

アメリカでは床に限らずキッチンやバスルームの壁にもタイルを多く使っているので輸入量世界ナンバー1!まさに、タイルの使用率が物語る結果です。
タイルは、そのデザインのみならず、耐久性・耐摩耗性・清掃性に優れ、長く新品同様の品質を保てる優れた建材です。今後、もっともっと積極的に「家の中、どこにだってタイルの選択肢」が広まっていくことで、日本の住宅はより“豊かなデザイン”に溢れることでしょう!

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