タイルとはなんぞや?
タイルとは、建物の壁や床を覆う板状の建築資材のこと。粘土などを板状に成形して高温で焼き固めたもので、保護と装飾という2つの役割を担います。お洒落でどんな場所にも重宝し、DIYにも人気のタイル。この記事では「そもそもタイルってなんぞや?」という素朴な疑問に、名前の由来・役割・魅力・歴史の観点からわかりやすくお答えします。
名前の由来
もともとはラテン語の「テグラ(tegula)」が、現在の「タイル(tile)」の語源であるとされています。日本では、敷瓦・陶板・貼付け化粧瓦など様々な呼称がありましたが、大正11年(1922年)に「タイル」に統一されました(出典:『すべてがわかる!やきもの技法辞典』双葉社, 2008, p.43)。ちなみに大正11年は、国民的漫画「サザエさん」の主人公・フグ田サザエさんが生まれた年でもあります。
タイルの役割
タイルは建物の壁や床を覆うための建築資材で、保護と装飾がその大きな役割です。水や汚れ、キズから下地を守りながら、空間に美しい表情を与えます。近年では、DIY素材やファニチャーのデコレーションにも取り入れられ、「アート」としての人気も高まっています。
タイルの魅力|意匠性と機能性
タイルには大きく分けて2つの性能があります。意匠性と機能性です。
- 意匠性(見た目の美しさ)木・石・岩・土・布など、様々な素材を「模倣」するカメレオン的な特性を持ち、どんなインテリアにも調和も主張もできます。表現の幅がとにかく広いのが魅力です。
- 機能性(長く保つ強さ)腐る・色あせるといった「朽ちていく」現象が起きにくく、その意匠をほぼ永久に保てます。結果的に無駄なコストがかからない、お得な建築資材といえます。
文化とタイル
日本に初めてタイルがやってきたのは6世紀ごろ。仏教の伝来に伴って造営された寺院建築で、土間に使われた「磚(せん)」という陶板状の資材がはじまりと言われています。そんな起源も相まって、タイルの床というと「靴ばき」のイメージが強いかもしれません。しかし、掃除やメンテナンスが楽で、床暖房や断熱といった生活機能にも富んでいるタイルは、土足文化でない日本でも、本当はもっと取り入れられて良い建築資材なのです。
タイルマーケットにできること
タイルは本来、豊かで自由で、繊細さを持った唯一無二のマテリアルです。とはいえ、まだまだ日本ではその魅力を伝え切れていないのが現状。私たちはその理由を、タイルには“5W1H”がとてもたくさん存在しているからではないかと考えています。
- When:いついつやるの?どのくらいかかるの?(期間・時期)
- Where:どこでどこで買えるの?どこに使えるの?
- Who:だれがだれが貼るの?自分でできるの?
- What:何を何ができるの?そもそも何なの?
- Why:なぜなぜやるの?なぜやったほうがいいの?
- How:どのようにどのように使うの?いくらかかるの?(値段)
これらのあらゆる「?」を解決する糸口になりたい——そんな想いからこのコラムをスタートしました。当ショップの母体であるボウクス株式会社は、神奈川県でタイル問屋を営み60有余年。継承し続けた経験と知識をフルに生かして、タイルがさらに好きになるコンテンツをお届けしていきます。
「タイルを、もっと自由に。もっと身近に。」をコンセプトに。ボウクス・タイルマーケットは、こだわりのライフスタイルのヒントがみつかる【オンライン・タイル市場】です。

