
ECOCARAT PLUS / DIY
エコカラットをDIYで貼る完全ガイド
道具・材料・貼り方・失敗まで|初心者向け
調湿や脱臭で人気の壁材「エコカラットプラス」は、壁への施工ならDIYでもきれいに貼れます。
この記事では工法の選び方・道具と材料・数量計算・貼り方の手順・よくある失敗まで、購入前に知っておきたい情報をわかりやすくまとめました。
なお「エコカラット」という名称は広く使われていますが、現在LIXILが販売しているのは後継品の「エコカラットプラス(エコカラットPLUS)」です。旧「エコカラット」はすでに生産終了しており、これから購入する場合はエコカラットプラスが対象になります。本記事でも以降は「エコカラットプラス」と表記します。
この記事でわかること
- DIYで貼れるケース・向かないケース
- 2つの工法(専用接着剤/両面テープ)の選び方
- 必要な道具・材料のチェックリストと数量計算
- 接着剤工法の貼り方6ステップと、よくある失敗の対策
エコカラットプラスはDIYで貼れる?向く・向かないケース
エコカラットプラスは、調湿やニオイ・VOC(揮発性有機化合物)の低減といった効果が期待できるとされる内装壁材です(効果の感じ方には個人差があります)。壁材としての性質上、DIYには向き・不向きがあります。
DIYに向くケース
- リビングや寝室などの壁面(腰壁・アクセントウォールなど部分施工)
- 施工面積が小さい〜中程度(1畳〜1面壁くらいまで)
- 軽量なシリーズ、特にデザインパネルキットのような入門向け商品
DIYが難しい・慎重な検討が必要なケース
- 天井への施工(自重で剥落するリスクが上がるため難易度が高い)
- 300mm角以上の大形・重量タイルを使うシリーズ
- 部屋全体・大面積の一面すべてなど広い範囲の施工
天井施工や大形・重量タイルを使う場合は、通常のスーパーエコぬーるGではなく弾性接着剤「イナメントRC-S」が案内されるシリーズもあります。不安がある場合は無理に自己判断せず、商品ページの施工上の注意を確認しましょう。
貼り方は2通り|専用接着剤と両面テープの選び方
専用接着剤(スーパーエコぬーるG)|面でしっかり貼る標準工法
スーパーエコぬーるGは、LIXIL純正のエコカラットプラス専用接着剤です。VOC対策済みのライトグレー色で、くし目ゴテで面全体に塗布してタイルを圧着する「面で貼る」標準的な工法。標準使用量は1.0〜2.0kg/㎡が目安で、施工面積に応じて必要量を計算できます。1kg・5kg・20kgの容量違いがあり、硬化前ならはみ出した接着剤は湿らせたウエスで拭き取れます。密着力が高く目地入れを伴う本格施工に向く一方、下地処理や塗布のひと手間がかかります。
両面テープ|軽量・デザインパネル向けのお手軽工法
強粘着力 両面テープ(VOC対策)は、軽量タイルやエコカラットプラスのデザインパネルの貼り付けに適した工法です。目地入れが不要で、初めてのDIYでも扱いやすいのが特徴です。
選び方の早見表
| 比較項目 | 専用接着剤(スーパーエコぬーるG) | 両面テープ |
|---|---|---|
| 向いている面積 | 小〜中面積、本格的な一面施工 | 小面積、部分的なアクセント |
| 向いているタイル | 標準〜やや重めのシリーズ | 軽量タイル・デザインパネル |
| 目地入れ | あり(仕上がり重視) | 不要(お手軽) |
| 施工の手間 | やや多い(下地処理・塗布・圧着) | 少ない(貼るだけ) |
| 高さ制限 | 商品ごとの施工マニュアルに準拠 | 1500mm以下推奨 |
| 貼り直し | 硬化前なら調整の余地あり | 基本的に困難 |
施工箇所とタイルの重さに合わせて、下記からお選びいただけます。
DIYに必要な道具・材料リスト(チェックリスト)
施工前に一度、以下のチェックリストで過不足がないか確認しておくと、当日の作業がスムーズです。
- エコカラットプラス本体(コレクション/初めての方はデザインパネルキットが入門向け)
- 接着剤 or 両面テープ(上記の選び方を参照)
- ロータリーカッター(エコカラットプラスの直線カットに使用)
- くし目ゴテ(接着剤工法の場合。塗布量を均一にするために必須)
- 水平器・メジャー・えんぴつ(割付・墨出し用)
- マスキングテープ(施工範囲の養生)/ウエス(余分な接着剤の拭き取り)
- 大形・重量タイルや天井施工を検討している場合はイナメントRC-S(弾性接着剤)も候補に
DIYで使う主な副資材はこちらです。
材料の数量計算|「何㎡=接着剤何kg・タイル何枚」の出し方
DIYで失敗しやすいのが「材料の買い足り・買いすぎ」です。次の手順で計算すると、必要量をつかみやすくなります。
- 施工したい面積を測る:壁の幅×高さで面積(㎡)を出します。例:幅2.0m×高さ0.75m(腰壁)=1.5㎡。
- 必要なタイル枚数を出す:選んだシリーズのシートサイズから必要枚数を割り出します。実寸は商品ページで確認し、端部のカットロス分として1割程度の予備を見込むと安心です。
- 接着剤量を計算する:標準使用量1.0〜2.0kg/㎡が目安。1.5㎡なら次のとおりです。
下地の凹凸や塗布の厚みで使用量は変動するため、1kgパックを複数個、または少し余裕を持たせた容量で用意しておくと安心です。5kg・20kgタイプは、施工面積が大きい場合や複数箇所で施工する場合に検討してください。両面テープ工法は、貼り付けるタイル1枚あたりに必要なシート数の目安が商品ページに記載されているため、枚数分+予備で用意しましょう。
貼り方の手順(接着剤工法)|6ステップ
- 下地確認・清掃:壁の下地がボードなど適した材質か確認し、ホコリ・油分を拭き取ります。凹凸が大きい下地は事前に補修しておくと仕上がりが安定します。
- 割付・墨出し:水平器とメジャーで施工範囲に水平・垂直の基準線を引きます。端部に来るタイル幅を先に確認しておくと、「端が細くなりすぎる」失敗を防げます。
- くし目で接着剤を塗布:くし目ゴテでスーパーエコぬーるGを均一な厚みで塗り広げます。乾燥が早いため、作業できる範囲を区切りながら進めるのがコツです。
- 圧着・通りの確認:基準線に沿ってタイルを圧着します。1枚ごとに水平器で通りを確認し、接着剤が乾く前にズレを修正します。
- 端部のカット:必要に応じてロータリーカッターで端部のタイルをカットし、はめ込みます。
- 乾燥・仕上げ:接着剤が完全に硬化するまで触れずに乾燥させます。硬化前にはみ出した接着剤は湿ウエスで拭き取ります。
両面テープ工法の簡易手順は、基準線を引いたあとにタイル裏面へテープを貼り、位置を決めて壁に圧着するだけとシンプルです。ただし貼り直しが難しいため、仮止め用のマスキングテープで位置を確認してから本圧着すると失敗しにくくなります。
よくある失敗と対策
| よくある失敗 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 反りのあるタイルが両面テープで浮く | 両面テープは反りのあるタイルに非対応 | 反りがあるタイル・シリーズは接着剤工法を選ぶ |
| 施工後にタイルが剥がれてくる | 接着剤の塗布量不足・厚みのムラ | 1.0〜2.0kg/㎡を目安にくし目で均一に塗布する |
| 端の列だけタイルが極端に細くなる | 割付・墨出しをせずに端から貼り始めた | 施工前に必ず基準線を引き、見え方の良い位置から割り付ける |
| 下地に接着剤がうまく付かない | 砂壁・凹凸の大きい下地など不適合な下地 | 施工前に下地の種類を確認し、必要なら補修・下地処理を行う |
| 高い位置を安易にテープで施工する | 両面テープの高さ制限(1500mm以下推奨)超過 | 高さ1500mmを超える範囲は接着剤工法を検討する |
よくあるご質問(FAQ)
賃貸住宅でもエコカラットプラスをDIYで貼れますか?
一度貼ったエコカラットプラスは剥がせますか?
浴室に使用できますか?
DIYの費用はどれくらいかかりますか?
天井や大形タイルもDIYで施工できますか?
まとめ|まずは小さな壁面から
エコカラットプラスは、壁への施工であればDIYで十分にきれいに貼れます。ポイントは、①接着剤か両面テープかを施工箇所とタイルの重さで選ぶ、②道具と材料を事前にチェックリストでそろえる、③接着剤は1.0〜2.0kg/㎡を目安に面積から必要量を計算する、の3つ。まずはニッチや腰壁など小さな面積から始めると安心です。初めての方は必要な材料がそろうデザインパネルキットもおすすめです。
品番と貼りたい面積(㎡)をお知らせいただければ、必要数量・道具・概算費用まで無料でご提案します。DIYの進め方に迷ったら、タイルの専門スタッフがお手伝いします。
BOWCS TILE MARKET / ECOCARAT DIY


