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Feature/ 特集Pick Up Item

バークチップとは?効果・デメリットと使い方5ステップを写真で解説

バークチップで始める雑草対策と美しいガーデニング
TILE COLUMN|ガーデン・エクステリア

バークチップとは?効果・デメリットと使い方5ステップを写真で解説

バークチップとは、松などの樹皮(バーク)を砕いて加工した天然素材のマルチング材のこと。庭や花壇に敷くことで、雑草対策・保湿・景観アップの3役をまとめて担ってくれます。この記事では、バークチップの効果から選び方・使い方5ステップに加え、購入後に後悔しやすいデメリットと対策、ウッドチップとの違い、必要量の目安まで写真付きで解説します。初めての方がつまずきやすいポイントも一通りまとめました。

バークチップとは?|ガーデニング初心者にも選ばれる理由

バークチップ 松の樹皮を砕いたナチュラルなマルチング材

バークチップとは、赤松や黒松などの樹皮(バーク)を砕いて加工した天然素材のマルチング材です。「バーク材」と呼ばれることもあります。自然素材ならではのやわらかな風合いが持ち味で、花壇や庭、植栽まわりに敷くと景観が引き締まります。

ガーデニング初心者に選ばれる理由は、使い方がシンプルで扱いやすいから。難しい技術や専門知識がなくても、地面に敷くだけで見た目が整い、機能面でも効果が期待できます。土がむき出しだった場所に広げると、プロが手がけたようなまとまりのある雰囲気になります。

バークチップの基本的な役割

・土壌表面を覆い、雑草の発芽を抑える
・直射日光をさえぎり、土の乾燥を防ぐ
・雨や水やりによる泥はねを軽減する
・庭にナチュラルで統一感のある印象を与える
・土の温度変化をやわらげ、植物の根を守る
・時間をかけて土に還り、土壌の質を少しずつ改善する

見た目の美しさと実用性を両立できる点が、バークチップが選ばれている理由です。十分に分解して黒く崩れやすくなったチップは土に混ぜ込めば土壌改良材として活かせ、無駄が出にくいのも天然素材ならではの利点です。

バークチップの効果|マルチング材としての3つの魅力

バークチップを花壇に敷いた施工事例

マルチング材としてのバークチップの効果は、大きく分けて「景観」「雑草対策」「保湿」の3つ。それぞれ具体的に見ていきます。

1. 庭全体が引き締まる美しい景観

赤みのある茶系のやわらかな色合いが持ち味です。敷くと土の部分が整い、植物の緑がより鮮やかに映えます。ウッドデッキやレンガと合わせれば統一感のある庭に。落ち着いたトーンが植栽の緑を引き立て、カフェのような雰囲気を演出します。

2. 雑草対策として高い効果

土に直接日光が当たるのを防ぎ、雑草の発芽を抑えます。効果をさらに高めるなら、敷く前に防草シートを併用するのがおすすめ。防草シートの上にバークチップを敷くことで、雑草を抑えながら見た目も自然に仕上がります。広い面積や雑草が多い場所ほど、この二重対策が効いてきます。

3. 土の乾燥を防ぎ、植物ときれいな葉を守る

土の表面を覆うことで保湿効果を発揮し、根に必要な水分をキープします。水やりの回数を減らせて節水にもつながり、真夏の強い日差しから根の過熱を防ぐため、夏越しが難しい植物のまわりにも向いています。さらに、地面を覆うと雨による泥はねが抑えられ、バラなどで泥はねが原因となる黒点病のリスク低減にもつながるとされています。地表を覆うことで、コガネムシの成虫が土に産卵しにくくなるという声もあります。

後悔しやすい4つのデメリットと対策

お庭のご相談をお受けする中でも、購入前に確認しておきたいと聞かれることが多いのがデメリットです。「思っていたのと違った」と後悔しないために、つまずきやすいポイントと対策を4つにまとめました。

  • ① 時間が経つと分解され、補充コストがかかる天然素材のため、少しずつ分解されて薄くなります。屋外ではおよそ2〜3年、日当たりや雨の当たり方によっては3〜4年ほどが目安で、日差しの強い場所や多湿な場所ほど早まります。粒の大きさや敷く厚みによっても持ちは変わります。対策:チップの隙間から地面が見え始めたら、上から新しいものを足す。十分に分解して崩れやすくなった古いチップは、土に混ぜれば土壌改良材として活かせます。
  • ② 湿気の多い場所では虫が発生しやすいチップの下は湿度が保たれるため、ダンゴムシやムカデなどが集まりやすくなります。対策:建物の基礎や壁際から少し離して敷く、厚く敷きすぎない、梅雨や長雨のあとに表面を軽くかき混ぜて乾かし、通気性を確保します。
  • ③ 強風で飛ばされることがある粒が小さいものは軽く、風の通り道では飛ばされることがあります。対策:大粒タイプを選ぶ、やや厚めに敷く、ガーデンエッジング(縁石や枠材)で囲って流出を防ぎます。
  • ④ 色あせは避けられない日光や雨で、時間とともにグレーがかった色味に変わっていきます。対策:気になり始めたら新しいチップを足す、または着色タイプの「カラーバークチップ」を選ぶと色持ちがよくなります。

バークチップが向かない場所

急な傾斜地(雨で流れやすい)、風が強く抜ける場所、日当たりが悪く乾きにくい北側の基礎まわりは、飛散・分解・虫の面で不向きなことがあります。こうした場所では砂利や樹脂製マルチング材など、別の資材も検討してみてください。

デメリットを事前に理解して対策すれば、バークチップは手軽でコストパフォーマンスの高いガーデニング資材です。

ウッドチップ・樹脂チップとの違い

マルチング材にはいくつか種類があり、「ウッドチップとどっちがいい?」と迷う方も多いところです。まずは主な3種類を比べてみます。

種類 素材 主なメリット 主なデメリット
バークチップ 赤松・黒松などの樹皮を砕いた天然素材 粒が大きく丸みがあり飛びにくい/自然な見た目/土壌保湿 分解されるため補充が必要
ウッドチップ 杉・ヒノキ・クスノキなどの木部を砕いた天然素材 樹種により防虫効果や香り/比較的安価 粒が細かく軽いため風で飛びやすい/色が明るめ
樹脂製マルチング材 プラスチック素材 耐久性が非常に高い/メンテ不要 自然な風合いに欠ける/土壌改善効果は期待できない

大きな違いは素材です。ウッドチップは幹や枝など木の内部(木部)を砕いたもので、杉・ヒノキ・クスノキなど樹種によって防虫効果や香りが異なります。一方バークチップは主に松類の樹皮だけを砕いたもので、赤みが強く、一粒が大きく丸みと厚みがあるのが特徴です。粒が大きい分だけ風で飛ばされにくく、広い面積にもコスパよく敷けます。「ウッドチップで後悔した」という声で多いのが飛散や色の明るさですが、この2点はバークチップのほうが起こりにくいといえます。樹脂製は長持ちする反面、天然の風合いや土壌改善効果は期待できません。自然な庭の雰囲気を重視するならバークチップが向いています。

選び方|サイズ・必要量・色みのポイント

サイズで選ぶ

  • 小粒(1〜3cm)花壇や鉢まわり、細かい植栽スペースに最適。繊細な印象に仕上がります。
  • 中粒(3〜5cm)庭全般に使いやすいオールラウンドサイズ。最も選ばれています。
  • 大粒(5cm以上)広い庭や樹木まわりに。存在感が強く、風の強い場所にも向きます。

必要な量の目安

厚さは3〜5cmが基本です。薄すぎると雑草抑制や保湿の効果が下がります。必要量は「敷く面積(㎡)×厚み(m)」でおおよそ計算できます。たとえば2㎡の花壇に厚さ5cmなら、2×0.05=0.1㎥(約100L)が目安。6㎡を厚さ4cmで敷くなら約240Lです。端や境目でロスが出るため、初めての方は少し多めに用意すると安心です。

色みや風合いで選ぶ

赤みの強い松系、落ち着いたブラウン系など、庭のデザインや外壁・フェンスの色に合わせて選ぶと統一感が生まれます。色あせが気になる場合は、着色タイプのカラーバークチップという選択肢もあります。

使い方5ステップ|きれいに仕上げるコツ

ステップ1:雑草の除去

バークチップを敷く前の雑草除去

敷く場所の雑草を根からしっかり取り除きます。地際だけ刈っても根が残ると再び生えてきます。雑草除去のあとに防草シートを敷いてからのせる「二重対策」にすると、より確実に防げます。

ステップ2:地面を整地する

バークチップのための整地作業

スコップやレーキで地面を平らにならします。デコボコのまま敷くと厚みが不均一になり、薄い部分から雑草が出やすくなります。水はけの悪い場所は砂を混ぜて改善しておくと、根腐れ防止にもつながります。

ステップ3:敷き込み(厚さ3〜5cm)

バークチップを厚さ3〜5cmで均一に敷き込む

均一に広げて敷きます。厚めに敷くほど雑草抑制効果が高まります。植物の根元に直接密着させると蒸れの原因になるため、茎のまわりは少し余裕を持たせて敷くのがポイントです。

ステップ4:表面を整えて仕上げる

バークチップの表面を整えて仕上げる

表面をならして全体を均等にします。少し離れて厚みのムラやバランスを確認しましょう。縁が乱れやすいので、ガーデンエッジング(縁石や枠材)を使うと整然と仕上がり、飛散も抑えられます。

ステップ5:定期的なメンテナンス

バークチップの定期メンテナンス

年に1〜2回、新しいものを足して整えると、長く美しい状態を保てます。梅雨明けや秋口など季節の変わり目がおすすめです。十分に分解して崩れやすくなったチップは、土に混ぜ込めば土壌改良材として活用できます。

庭のデザイン活用例

  • 花壇まわりに敷いて植物を引き立てる最もポピュラーな使い方。バラ・ラベンダー・ガーベラなど、どんな植物にも合わせやすいです。
  • 樹木の根元に敷いて保護する根の過乾燥・過湿・踏み荒らしを防ぎます。植えて日が浅いデリケートな木に効果的です。
  • アプローチ・通路に敷いて雰囲気を演出柔らかな雰囲気と泥はね防止に。屋外タイル・玄関タイルの選び方もあわせてご覧ください。
  • 鉢植えの表面に薄く敷く乾燥防止と見た目の美しさを同時に。玄関先やテラスの鉢植えにもおすすめです。

庭づくりをもっと快適に|おすすめガーデンアイテム

ホースリール ホゼロック

バークチップで庭の土台が整ったら、次はガーデンアイテムを。水やりには英国ブランドHozelock(ホゼロック)のホースリールが活躍します。水量調整も簡単で、見た目もスタイリッシュです。

ホースリールの選び方やタイプ別比較はおしゃれで便利なホースリールはHOZELOCK一択?英国のプロが認めた散水の道具で詳しく解説しています。

足元を整えたら、ガーデンファニチャーやプランター、エクステリア用品を合わせることで、庭全体の完成度がぐっと上がります。

よくある質問(Q&A)

バークチップは何年くらいもちますか?
屋外ではおよそ2〜3年、日当たりや雨の当たり方によっては3〜4年ほどが目安です。粒の大きさや敷く厚みでも変わり、日差しの強い場所や多湿な環境では分解が早まります。樹皮を使うバークチップは、木部を使うウッドチップより比較的長持ちします。隙間から地面が見え始めたら補充のサインです。
バークチップは虫がわきませんか?
天然素材のため、湿気が多い環境ではダンゴムシやムカデなどが集まることがあります。適切な厚みで通気性を確保し、梅雨や長雨のあとに表面を軽くかき混ぜて乾かすと発生を抑えられます。家の壁際や基礎部分は避け、少し間隔をあけて敷くと安心です。
バークチップとウッドチップの違いは?どっちがいい?
ウッドチップは杉・ヒノキ・クスノキなどの木部(幹や枝)を砕いたもので、樹種により防虫効果や香りがあります。バークチップは主に松の樹皮を砕いたもので、赤みが強く粒が大きく丸みがあり、風に飛ばされにくいのが特徴です。自然な庭の雰囲気を重視し、飛散を抑えたい方にはバークチップが向いています。
バークチップとバーク材は同じものですか?
基本的に同じものを指します。「バーク」は樹皮という意味で、樹皮を砕いたマルチング材を「バークチップ」または「バーク材」と呼びます。園芸店や商品によって呼び方が変わることがありますが、用途や効果は同じです。
防草シートは併用したほうがいいですか?
雑草をしっかり抑えたいなら併用がおすすめです。防草シートを敷いた上にバークチップをのせると、光を通しにくくなり雑草の発生を大きく抑えられます。バークチップだけでも一定の抑制効果はありますが、雑草が多い場所や広い面積では二重対策が効果的です。
バークチップの色はだんだん変わりますか?
日光や雨の影響で少しずつ色あせ、グレーがかった色味になります。気になる場合は定期的に新しいチップを補充するか、着色タイプのカラーバークチップを選ぶと長期間きれいに保てます。
子どもやペットがいても使えますか?
天然素材のため比較的安全性が高いとされ、子どもやペットのいる家庭でも広く使われています。ただし小さなお子さんが口に入れないよう注意してください。誤食による消化器トラブルのリスクはゼロではなく、体質や摂取量によって影響が異なることもあります。誤食に気づいたら様子を見て、心配な場合は早めに獣医師にご相談ください。

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