タイルスペーサーのサイズを選ぶ際のポイント

• 1. タイルのサイズ
  大きなタイル：一般的に、タイルが大きいほど広めの目地幅が推奨されます。大きなタイルには4mm～5mm程度のスペーサーが適しています。
  小さなタイル：小さなタイルやモザイクタイルでは、1.5mm～3mm程度のスペーサーが使用されることが多いです。
• 2. デザインの仕上がり
  スムーズな見た目を重視：目地幅を狭くする（2mm～3mm）と、タイルが連続して見え、モダンで洗練された印象になります。
  装飾的な目地を強調：目地を広く（4mm～6mm）することで、目地がデザインの一部として強調され、クラシックや装飾的な印象を与えます。
• 3. 床や壁の動きに対応するための目地幅
  温度変化や建物の動きに対応：目地は、タイルが膨張や収縮する際の緩衝材の役割も果たします。床や外壁など、温度変化や建物の動きが大きい場所には広めの目地（4mm以上）が推奨されます。
• 4. 目地材の選定
  エポキシ目地材や砂入り目地材：これらは特定の目地幅が必要な場合があり、目地材のメーカーの推奨する幅に従うことが大切です。
  施工場所やデザインに合ったタイルスペーサーのサイズを選ぶことで、仕上がりの美しさと耐久性を両立できます。

使用方法

• タイルを配置する
  まず、貼り付けるタイルを下地に配置し、位置を確認します。このとき、タイルが均一に並ぶように調整しましょう。
• タイルスペーサーを挿入する
  タイルとタイルの間に、四隅が交わる部分にタイルスペーサーを差し込みます。スペーサーを垂直に挿入し、タイルの目地幅（隙間）が均等になるように配置します。特に、四隅でスペーサーがしっかりとはまることを確認してください。
• 次のタイルを配置する
  次のタイルを配置し、同様にスペーサーを四隅に挿入します。これを繰り返して、すべてのタイルを貼り付けていきます。タイルがずれないように注意しながら、スペーサーでしっかりと固定します。
• 水平と垂直を確認する
  タイルがすべて貼り終わったら、スペーサーが正しく配置されているか、またタイルが水平か垂直かを確認します。これには水準器を使用することをお勧めします。スペーサーを使っているため、目地幅が均一であることも確認できます。
• タイルを固定するまで待つ
  タイル用接着剤が乾燥してタイルがしっかりと固定されるまで、しばらく待ちます。この間、タイルを動かさないように注意してください。乾燥時間は、使用する接着剤の説明書に従いましょう。
• スペーサーを取り外す
  接着剤が完全に乾燥したら、タイルスペーサーを慎重に取り外します。スペーサーがタイルの間に引っかかる場合は、ペンチなどの工具を使って外しますが、タイルを傷つけないように注意が必要です。